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縄文杉に会いに行く(2日目)

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 今日は、白谷雲水峡入り口(標高620m)から白谷雲水峡を通り、途中で太鼓岩に寄って、楠川分かれで荒川登山口からの登山道(トロッコ道)に合流して縄文杉(標高1,280m)に会いに行きます(下記概略登山ルート参照)。

「概略登山ルート図」("Google Map"利用。登山ルート(赤線)、標高、地点名(オリジナルなもの以外)等は、当ウエブサイト管理者が”Google Map”に描き加えたものです。なお、登山ルートは現実の登山道を正確に表示されてはいません。)

 縄文杉登山の一般的な登山ルートは、難易度の低い荒川登山口からのルートとなりますが、白谷雲水峡、太鼓岩にも行きたいので、このルートを採用しました。
 この登山ルートの主要ポイントとその標高、歩行距離を含む概略行程は以下のとおりです。

この行程図において下線を付した地点(箇所)をクリックすると、その記載部分にジャンプ(リンク)します。


 白川雲水峡の「苔むす森」は、ジブリ映画「もののけ姫」(1997年)の舞台となった森と言われています。
 4:30頃ホテルを出発し、5時頃に白谷雲水峡入り口の駐車場に到着。白谷雲水峡入り口までは、山中の曲がりくねったかなり傾斜のきついの登り坂となりますが、暗闇の中なので、周囲の景色がまったく見えず、目の前の道をとにかく必死に運転しているだけです。
(登山後の帰りにホテルまで下るとき(当然明るくなりよく見えます)、こんな眺めのよい道だったと気づきました。)

 白谷雲水峡の駐車場には停まっている車はほとんどなく、自由に停車できました。 縄文杉登山を目指す登山は、荒川登山口からが一般的であり、白谷雲水登山のためであれば、もっと遅い時間からの登山開始でも十分だからと思います。

 駐車場の車の中で、昨日ホテルで作ってもらっていた朝食弁当を車内で食べ、5:20頃、登山開始。
 白谷雲水峡入り口から縄文杉所在地までは、標高差は約660m、歩行距離10.8km(太鼓岩を経由しない場合の片道距離)となります。今回は、太鼓岩に寄るため、往路は10.5km程度となると考えられます。
 山中は真っ暗であり、ヘッドライトの灯りで進みますが、照明されている部分以外はほとんど見えません。
 途中で川に遭遇しましたが、水が多く、渡るためのルートがよくわからず迷っていましたが、幸いにも後から来た方と一緒に探しながら渡る場所が見つかりました。

 「さつき吊橋」を5:30頃に渡り、周囲が明るくなった頃に「くぐり杉」に出会いました(6:10頃)。
 屋久杉が倒木の上に育った後、その倒木が朽ちて無くなったため屋久杉の根元に空間ができたものです。


 「シカの宿」です(6:13頃)。
案内板によれば、小学5年生の命名であり、穴の中でシカが雨宿りする姿をイメージしたものということです。


 七本杉です(6:15頃)。
 左側に立つ人からその大きさがわかる大木です。


 別な角度から見た七本杉です。


 下の部分で幹が割れた巨木に出会いました(6:18頃)。


 石や岩がころがった山道を登って行きます。


 「苔むす森」付近になりました(6:20頃)。
 あたり一面の岩や石の表面に苔がむしています。


 同じく「苔むす森」です。


 ところどころに湧き水があります(6:32頃)。


 6:40頃、辻峠から方向を変えて太鼓岩(標高1,050m)に向かい、斜面に伸びるロープや木などを伝いながら登り太鼓岩の上に辿り着きました(6:55頃)。かなりの急勾配でした。
 太鼓岩は上面が多少湾曲していますが広めな花崗岩の巨石であり、上に登ると見晴らしがよく、登った甲斐がありました。
 明け方なので、地上近くが赤く染まっています。


 太鼓岩から望む宮之浦岳主稜線です。
 写真の右方の2つの突起がある山が宮之浦岳(標高1,936m、日本百名山の一つであり九州最高峰)、中央やや右方の頂上が尖った山が翁岳(標高1,860m)です。
 本当は、宮之浦岳縦走ルートとしたかったのですが、日程や準備等の関係から、今回は縄文杉往復のルートとしました。
 太鼓岩からの眺望を楽しんだ後、太鼓岩への登山ルート(一方通行)とは別のルートで下り、苔むす森から楠川分かれへ向かう登山道に戻りました。

※ 南側の淀川登山口(標高1,360m)から入り、写真の主稜線の左から右へ進み、宮之浦岳の登頂後に主稜線を右側に進み下山しながらその途中で縄文杉に寄るルート。通常、1泊2日のコース。


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 楠川別れで荒川登山口からの登山道(トロッコ道)に合流し(7:50頃)、トロッコ道を歩いて行きます。
 トロッコ道は、かって山中で伐採した木材を搬出するために敷設されたものですが、現在も尿搬出のために使用されているそうです。 途中まではトロッコ道を進むので歩きやすいです。


 三代杉です(8:00頃)。
 看板によると、「一代目の樹木の上に二代目が育ち、二代目の切株の上に三代目が育っている。 諸説があり明確ではないが、一代目の樹齢はおおよそ1200年、二代目が1000年、三代目が350年といわれている」と書かれています。


 樹齢3000年の仁王杉です(8:30頃)。
 寺門の左右に立つ「仁王像」が名前の由来ということです。


 途中の橋の上から見える川の流れです(8:40頃)。段差のあるところでは小さな滝のように激しく流れています。


 大株歩道入り口にてトロッコ道から分かれて大株歩道(土の登山道)に入りしばらく歩くと、「翁杉」に出会いました(標高約1,000m、9:00頃)。
 推定樹齢2000年の翁杉は、屋久島では縄文杉の16.4m(樹高23.7m)に次ぐ太さの巨木でしたが、2010年9月10日に幹折れしているのが見つかりました(写真)。
原因調査の結果、幹内部の約90%が腐朽により空洞化し、上部枝やナナカマド等の着生木の重さにより折れたということです。


 翁杉から少し歩くと、「ウイルソン株」に着きました(9:05頃)。
 ウイルソン株は根元だけが残っており、幹の内部が空洞となっています。 空洞の内部が光っている部分は、天井から差し込んだ日光が空洞内面に反射しているものです。


ウイルソン株の幹の空洞内部に入ると、天井がハート形をしています。



 ウイルソン株の幹の空洞内部には祠があります。 2枚上の写真で幹の内部が光って見えたのは、この写真の祠の右上方の光っている部分となります。


 ウイルソン株から約30分で大王杉に着きました(9:38頃)。


 大王杉を過ぎてすぐに手を繋いているように見える夫婦杉がありました(9:42頃)。
推定樹齢は、右の夫が約2000年、左の妻が約1500年とのことです。


 ようやく念願の縄文杉に着きました(10:04頃)。
 縄文杉は、幹周16.4m、樹高30mであり、推定樹齢3000年以上と言われています。  縄文杉の根元などの植生を維持して保護するために、見物等は柵のある見物台等に限定されています。


 縄文杉に別れを告げて(10:15頃)、大王杉まで戻りました(10:42頃)。 今度は、大王杉を少し上部の方まで入れて撮影。


 復路は、ほとんど休憩や写真撮影せずに下山しているので早いです。
 大株歩道入り口を11:35頃に通過し、12:28頃に楠川別れでトロッコ道から別れて、白谷雲水峡に向かいました。

 登山道の上に庇のように張り出した巨大な岩「辻の岩屋」に出会いました(13:00頃)。
 往路では、辻峠から一方通行の登山ルートで太鼓岩に登り、登山ルートと異なる下山ルートで下り楠川別れへ向かったため、辻の岩屋を迂回していました。
 辻の岩屋は、「もののけ姫」の「山犬モロ」一族が住み、アシタカも休んだ「モロの宿」のモデルと言われています。
 岩の下を通る時は、落下しないかと多少心配しました。


 白方雲水峡を通過し、七本杉まで戻ってきました(13:30頃)。


 白谷雲水峡入り口まで戻ってきました(14:10頃)。
 入り口の近くを流れる川を橋の上から撮影した写真です。出発時は暗くて見えませんでした。


 全行程所用時間は、縄文杉等での休憩等を含めて8時間50分程度でした。
最初の1時間程度は真っ暗の中で慎重に歩いたことを考慮すれば、実質所用時間は8時間30分程度となります。
 なお、予定より早く下山できたので、この後、志戸子カジュマル園の見学に行きましたが、特に感激するものはなく写真撮影もしなかったので、記載は省略します。

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